鎮守の森コンサート
雑 記 録
ある日のスケッチ
ケヤキの木肌がウロコのようになっていて、少しづつはがれているのを知っていますか。
ケヤキの木の葉がいっせいに芽を吹くのではなくて枝ごとに少しづつ時期が
違っているというのを知っていますか。
もう何年もこの鎮守の森に通って今年そんなことに気づきました。
おそらく何百年も経ったであろうケヤキの木の新しい生活が、まさに始まろうとしている
姿の中で、にこやかに友人達が集まって、さて、鎮守の森コンサートが始まります。
今年は誰が来るのか、どういうしかけをするのか、会議は舞ったままですが
心の中ではよくわかっているのでそれはもう心配なく、と言っても誰も心配しないの
だけれど、唯一天候だけが悩みの種であり続けているのです。
拝殿と本殿の間の玉砂利の中にカエデの小さな苗が生えています。
おそらく一年生ぐらいでしょう。
二年はもたないのかもしれません。
また、拝殿の横には杉のなえがもう三年も育っています。
巨木も苗も森という中の重要な役者達で、それぞれが私には誇らしげに見えて、
張るの木漏れ日の中は実に快適です。
社務所の中からご婦人たちの笑い声が聞こえます。
もう仕事もないのに大事な話が続いているようです。
I.M
出会い
私と鎮守の森コンサートとの出会いは、第二回のフォロクローレバンド(タンタナクイ)
との出会いからでした。
かつて、私はよく音楽を聴いておりました。(60年代)
特にフォロクローレが好きでした。
そのフォルクローレが御霊神社に来るというので軽い気持ちで覗き?に行ったのです。
しかし、演奏が始まるや、懐かしいチャランゴの音色にすっかり聞き惚れてしまい、
若かりし頃を思い出すやら色々なことが頭を駆けめぐってパニック状態。
こんなに素晴らしいコンサートが近くで毎年行われると聞き、それに賛同して
何か手伝えることがあればと思っていたところ声をかけていただきました。
歌うこと、演奏はからっきしだめですが、聴くことは大好きです。
その昔は安物のラジオにかじりつき音楽番組ばかり聴いていました。
ジャンルは色々で、クラシック、ジャズ、歌謡曲、ポピュラー、シャンソン、ハワイアン
ウエスタン、タンゴ、ラテン、 各国の民謡(歌声運動の名残か、ロシア民謡が多かった)
と、音楽と名が付けば何でもという感じでした。
中でも好きだったのが、ラテン音楽と言われる分野でした。
ラテン音楽といっても広い南アメリカのこと、各国に色々な音楽がありましたが、
当時日本ではスペインの影響を受けたメキシコ音楽と奴隷として連れられてきた黒人の
影響を受けたキューバを中心とする音楽とブラジル音楽に人気があり、私も好きで
よくコンサートに行きました。
特にメキシコとアンデス地方の音楽とアルゼンチン北部の音楽が好きでした。
当時アルゼンチン北部を中心とした土臭い音楽(民謡)をフォルクローレといい、
どちらかといえばマイナーな音楽であったと記憶しているのですが、一方ケーナや
チャランゴはアンデス山脈を中心としたペルーやボリビア等で用いられた楽器で
原住民のインディオの影響を受けており今言われているフォロクローレと少し違うように
思うのですが30年の空白は埋まりません。
どなたか、フォルクローレに詳しい方教えて下さい。
鎮守の森コンサートを通し、昔を思い出し、コンサートに行ったりとふたたび
音楽にふれています。
南米に行き、現地で音楽を聴きたいとの思いも強まっています。
おいしいワインを飲みながら聴きたいなあ。思いで話はつきませんが、とにかくスタッフは
音楽が好きな魅力的な人がいっぱいです。
皆さん、仲間になりませんか。 音楽を楽しみ、色々な話をしましょう。
人と人との出会いを大切にしたいと思っています。
さて、今回は前回好評であった手作りのお店が多くなりました。
音楽もこうした手作りのお店も大事にしたいのです。
生産者と消費者が直接ふれあう機会を大事にしたい。
流通過程が入ることにより両者の気持ちがなかなか伝わらない現状。
閉塞状況の日本。
こんな広場にみんなが集まり、そんな中から何かが生まれるかも知れません。
Y・T
鎮守の森の中の
もうひとつのなかま
ムササビが鎮守の森の闇を滑空している。
げっ歯類リス科の動物、日本には3種類しか生息せず、紀伊半島に住むのは
ワカヤマムササビ。
まだ生態はよくわかっていないところがある。
ギャーギャーと不気味な声をあげたり、闇を飛び交うことから人を襲うとか、
天狗のモデルとして語り伝えられてきた。
実は草食性の夜行性動物で、おとなしく攻撃性を持たないムササビは長い時代を
経て完全な樹上生活者になった。
ムササビの主食はシイやカシなどの葉や木の実、ツバキやサクラなどの花、
スギやケヤキの樹皮や芽など。このため、各地の神社で森の木が食い尽くされると
ムササビ退治が行われたこともある。
しかし、原因は神社周辺のエサ場となる樹木が連続した形態で保存されず居住区の
ムササビがエサ場に行けなくなったため、一カ所のじゅもくを食いあさることに
なったことが判明 。緑の高木を人の住む環境に点在させ保存・育成することで、
ムササビを人と共存させることに成功した例もある。
御霊神社の森には、少なくとも数頭のムササビが生息している。
昔に比べて森も小さくなったと言われるが、半径2〜300メートルの範囲にはまだ
緑の高木があり、(特に丹生川ぞいに)、またサクラの木も道をへだてたところに
多くある。実際、神社の一番高いスギの木から丹生川に向かって飛翔するムササビを
見たり、道路をはさんだサクラの花を食しているムササビを見ることがある。
日没直後から行動を開始する。8時すぎにしばらく静かになり夜半を過ぎて
ふたたび活発に行動する様子がうかがえる。
H・H